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Body-Artプロジェクトギャラリー「寿みらい」

11-11,2011


さっそくラファエルとのボディアートのプロジェクト作品として
第3番目にみらいを選んだ。

実は産まれてすぐに願いをこめて書きたかったけれど
結局4ヶ月たったこの頃
私の100日のお祝いに着た着物を同じく衣って撮影。

ずっと動きっぱなしずぐりっぱなしの赤ちゃんのポートレイトは
簡単ではなかったけれど
私もラファエルも満足の出来映えになった。

作品タイトルは「寿みらい」。

毎年くる彼女の誕生日には
願いをこめた文字を額へかいてみよう、と微笑む。

*





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「Kotobuki-Mirai 寿みらい」


未来永劫のみらいへ
あなたが健康で喜びに満ちて生きていくおまじない

人の生命をつかさどるという寿星へ
あなたをいつも光で照らし続けてくれるよう
心から祈りをこめた。


To Mirai, the future
I made a wish on you
so you will live healthy and joyfully.
I pray to Kotobuki, the star of the long life
so the light will always shine on you.

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Tittle 「Kotobuki-Mirai 寿みらい」
Body-Art Project 8.November.2011
Poem & Calligraphy by Rie Takeda
Photography by Raphael Rapior

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ボディアート 「ダニエルへの詩」 新しいプロジェクトより。

06-12,2011



「ダニエルへの詩」

どこから来たか。

ここで何をしているか。


流れが見えないのは

水流を感じようとしないからか。

それともここに水の流れはないからか。

我は流れの中なのか。

我は流れの外なのか。

それとも

我は流れの上で浮いているのか。

今は ただ川の流れにまかせてみようか。


Where do I come from?

I don't see the flow -

Is it because I do not want to feel the flow ?

Or is there no water flowing in here?

Am I inside the flow?

Am I outside the flow?

- or am I floating above?

For now

shall I just let the flow of the river take my course?

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BODY ART Poem for Daniel

by Rie Takeda  

Photo by Raphael Rapior

May 2011


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BODY ART 「セイショウナゴン四重奏」より 其の?

01-31,2011



東 から 西へ そして 東へ

壊して 創って

男 と 女と

憎しみ と 愛と

夢と 現実と

陰 と 陽

冬から 春へ

寂し月の光は 和み 花の薫りへと

*






BODY ART 「セイショウナゴン四重奏」より 其の?より

SEISHONAGON Quatett 

oil on photo board.
50x60cm, from 2001
Rie Takeda

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新しいボディアートプロジェクト

01-14,2011



人生とは本当に何が起きるかわからないもので
どこでどんな人に巡り会うかも その出会いの意味に気づくかも 未定の予定
だから 感動が一杯なんだけれど。

昔は もっと自分の直感力や感覚をつかって。。。
いや、たぶんそれだけを頼りに突き進んできたけれど

そのままだと どうも傷や怪我も生なましすぎて絶えなく 寿命にも挑戦しているようだったので
すこし慎重に分析しながら考えて判断してから、行動に移そうとこころに決めてみたら

随分と知らない間に自分自身を信用しなくなっているのにきづいた
臆病になっているのに気づいた
それは とっても残念なこと 
創る人にとっては とってもおもい 石ころのようなもの


 でも やっと内なる強さを思いだしてきた
行ったり来たりもするけれど これからは
自分だけでも自分を信じてあげよう



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去年の暮れに知り合いを通してプロジェクトを一緒にしたいと連絡してきた写真家のラファエル。
人間的に相性が合い、アイディアも合いそうだったので
さっそく新しいボディアートのプロジェクトを一緒にすることにした。
数年ぶりのクリエイティブのみのプロジェクト。

年末年始 自分の表現したいテーマやエッセンスを色々もう一度確認して
たどり着いた
着想テーマはこれ。

Can you see me?!  
It is all me.
Can you see the infinite possibility of body and spirit?!

私がみえますか。
そのすべてが私なのです。
この肉体と魂の無限なる可能性がみえますか。

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BODY ART 「セイショウナゴン四重奏」より

10-30,2010


家族友人であったロシア人のナタリー。
写真のシューティングでは
色々な自然体のヨガのポーズを試して撮りました。
中でも私のすきなのはこの前屈みのもの。
文字と体のカタチが一つの流れになって
イメージにぴったりでした。

残念ながら彼女はシベリアの世界でも最も厳しいといわれる修道院に入り
その人生を神に捧げました。
もう二度と彼女に会えることは無いと思うと悲しいともおもうけれど
彼女の選んだ道 ー 最期まで喜んで生きてほしいです。
この写真たちは私の宝物。

ありがとう。

*





* SEISHOUNAGON QUARTET *
Oil on Photo board
2006
Rie Takeda


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ボディアートと弓道

09-29,2010





私の提唱するネオジャポニズムのなかでもとっても大事な要素である、伝統と現代の調和融合と再生そして新生。
伝統芸術の中に澄んでいる精髄をもういちど磨いて、新しい息を吹きかけるという過程は
やはり本々の源クエレを心身で理解しなければ、どんな分野も、
最も程よいさり気ないカタチで生まれてはきません。
(そこがいっちばん切りがなく難しいところなんですが。。!)

ボディアートの作品やパフォーマンスをする際に
私が一番面白いなぁと思うのは、二つの質の融合が体を主体に、肌を通してはじまるので
カタチをつくっていく過程が柔軟で自然発生的なところです。

だからなんだか新鮮だけれど時代が絡んでいるような不思議な感覚になるんじゃないかな。

私は小さ頃から書道、4年生から剣道を習っていた為か
有難いことに無意識に「集中して無心になる」という精神の状態は体が覚えている気がします。

でもこの弓道の集中力は なんか独特!

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今回 長年弓道を習いドイツ、フランスで教えていらっしゃるフランス人のジルさんに会っていろいろ
弓道の歴史や心得、魅力等をお話ししました。
あらたに弓道の術道の質やその美しさに感銘です。
ほんとに深い日本武道!

書道にしても 花道にしても 弓道にしても
やっぱり心の状態が 写しだされる 道なのですね。
だから一生 お稽古 ずっと修行 なのね。



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「礼記射義」

 射は進退周還必ず礼に中り、内志正しく、外体直くして、然る後に弓やを持ること審固なり。
 弓矢を持ること審固にして、然る後に以って中ると言うべし。これ以って徳行を観るべし。
 射は仁の道なり。射は正しきを己に求む。己正しくして而して後発す。
 発して中らざるときは、則ち己に勝つ者を怨みず。反ってこれを己に求むるのみ。



弓を引くときは、引く前から、道場に入ったときから明鏡止水(心が落ち着き、邪念がなく、冷静な心境。心にやましい点がなく、澄みきっていること。)でなければなりません。そして、初心者の方や、熟練の方も、やはり矢を的に命中させたいのが普通の心理状態です。しかし、的中させることだけにこだわっていれば、己の射形(弓を引く形や姿)も乱れてしまい。非常に品のない射形になってしまいます。弓道は決して的中させることだけが目的ではありません。弓道をしている方は自然に分かると思います。このことばかりは、実際に弓道をして、日々の修練の中から学びとるしかありません。
 また、上に書かれてある、礼記射義の中の言葉で、「己に勝つ 者を怨みず。反ってこれを己に求むるのみ」と書かれているように、相手を非難する事があってはなりません。弓道というものは己と的との戦いです。
矢を離し、的にあたらなければそれは全て自分に起因するということを忘れてはなりません。
 お互いに射形(弓の引き方)などを見合って悪いとこを直し合い、切磋琢磨することが大事です。
                                     ~日本武道弓道についてより。


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葉月さいごの夢

09-01,2010





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あなたは

私は 幻想の中に生きているって 言った
そして
あなたは

実在して 暮らしていると言った


私のほうが ずっと 真実 だと想っていたけれど
もしかしたら 逆なのかもしれない

こちらが 真実のふりした 夢で
そちらが 夢を装った 実体
二つが 共存しているのかな


たぶん 一緒なんだね
想っているよりも ずっと


教えてくれて 
ありがとう 

葉月の夢


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ボディアートの御手前

08-13,2010


人の肌に 自分の詩を
書で かきしるしていく事は
自分にとっては 最高の道楽かもしれない

筆の滑り方も
色の乗り方も
体の緩やかな線の面も
全てが独特で
一字一瞬が小さな発見を与えてくれる

書を紙にかくときとは違う
緊張感と集中力があふれ出てくる



                                                                
                                                                                                                                                                      model: lana

そして そのうち
無心に 到達して
書き続けていくうちに

体が
肌が
皮膚が

紙と全くかわらなくなっていく
かいていく文字と いっしょに 呼吸をはじめる

そんな魔法の一瞬が 何よりも嬉しい 

洗ってしまえば すぐに流れ消えていく 
一度だけ生きた その文字達が とても愛おしい



だから
ボディアーティストになろうと思ったんだ
体と一緒に生きる文字の尊い一瞬をね 
もっと かきしるす為 ー



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ボディアート 彼女にかいた詩

07-26,2010


笑 泣
美 醜
創 壊
男 女


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2001年から本格的にじめたネオジャポニズム的ボディアート


私の好きな題目はいつも反対語

どちらかがいなくなってしまうと

もう一つが消えてしまう

逆だけれど共存しているもの

ー そんな相組を選んで

詩をつくり

ボディーアートのテキストとして

体にかきつけていく。

紙にかくのとは全く違う 喜びと快感が湧いてくるのは

入れ墨師の心にも似ているのかなぁ。



ボディアーティストって 名のる人がいたっていいじゃない、ね。

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夏の情緒 ~ 夏縛り ~

07-13,2010


~ 夏縛り ~

私の
暑苦しい 夏を
日向の 夏を
真朱のいろと
瑠璃色想いの 夏を
縛った

私の熱いを 
ゆるりと 縛った


もうすぐ 紫紺(しこん)の色へ
渡れるかな



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               2010年~夏縛り~